■設置の背景と活動方針
国際交流委員会は2018年9月に立ち上がった委員会です。
世界保健機関(WHO)、国際糖尿病連合(IDF)によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、2017年における世界の成人の11人に1人は糖尿病有病者と推定されています。なかでも日本を含む東アジア地域で糖尿病患者数が急激に増加しています。このような世界の情勢をうけて、本学会に国際交流委員会は立ち上がりました。
2018年以降、主に東アジアを中心とした、海外の糖尿病教育・看護に関する実践・研究・教育についての情報収集及び国際的共同活動実施に向けた情報交換と基盤整備を行ってきました。コロナ禍を経て外国から来日される方が多くなり、日本国内で外国出身の患者さんに糖尿病教育・看護を実践する機会が増えてきました。国際交流委員会では、このような国内状況にも目を向け、活動を展開していきます。
■活動紹介
国際交流委員会は、4つの柱(1.海外の諸機関・大学との情報交換、2.会員の国際的共同活動や国際交流の支援、3.糖尿病教育・看護に関する海外における情報の集約と会員への提供、4.広報媒体や書式類などに関する英語表記の充実)で活動しています。
1.海外の諸機関・大学との情報交換
1)海外の糖尿病看護研究者・実践者との交流
国際シンポジウムや招聘講演を学術集会で企画し、海外の糖尿病教育・看護についての紹介いただいています。2024年はコロナ禍の制限が緩和され、海外のシンポジストに来日いただき、対面での情報交換ができるようになりました。
海外の研究者・実践者招聘実績
開催年 | テーマ |
---|---|
2018年 | アジアにおける糖尿病看護 ~現状と未来 シームレスな糖尿病看護を目指して~(国際シンポジウム) シンポジスト;台湾、中国、タイ、日本から |
2019年 | Diabetes care in England from the nurse practitioners’ view point(招聘講演) 演者:イギリスから |
2022年 | アジア各国・地域における食文化と食事療法支援の実際(国際シンポジウム) シンポジスト:中国、タイ、インドネシア |
2024年 | 糖尿病療養支援におけるデジタルトランスフォーメーション(DX) ー「これからの時代」の療養支援を考えよう!(国際シンポジウム) シンポジスト:中国、台湾、日本 |
2.会員の国際的共同活動や国際交流の支援
2023年の学術集会(JADEN28)では、「外国人患者さんへの糖尿病療養支援、どうしていますか?」を開催しました。糖尿病看護認定看護師の方からの実践紹介、ベトナム出身の在日外国人患者さんから療養経験の紹介をいただき、参加者と意見交換を行いました。
多言語による糖尿病患者向け資料(患者向け資料(多言語) | 糖尿病情報センター)(国立国際医療研究センターホームページ内)をご紹介いただきました。是非、ご覧ください。
3.糖尿病教育・看護に関する海外における情報の集約と会員への提供
1)会員向けニュースレターの発行
1年に2回、国際学会の紹介、学術集会企画等国際交流委員会活動の報告、海外研究論文の紹介、糖尿病医療・看護に関する国際機関、海外における機関の活動の提供、その他、会員に有益な情報を発信しています。
2)調査報告
「アジアの糖尿病医療・看護に関する現状調査報告」をまとました(2022年)。 日本語版・英語版
4.広報媒体や書式類などに関する英語表記の充実
英語HPの充実、各種書式の整備等を行っています。是非、ご覧ください。
1)ホームページ(英語版)
2)入会手続き(英語版)
3)学術集会ポスター(英語版)
4)JADEN紹介パンフレット(英語版)
国際交流委員会ニュースレター
・第8号 2025年1月 詳細はこちらをご覧ください。
■■■今回のトピックス■■■
1.第29回日本糖尿病教育・看護学会学術集会(@京都) 国際交流委員会 活動報告
2. 国際糖尿病連合(IDF)の最新情報:2024年 World Diabetes Dayについて
・第7号 2024年5月 詳細はこちらをご覧ください。
・第6号 2023年11月 詳細はこちらをご覧ください。
・第5号 2023年6月 詳細はこちらをご覧ください。
・第4号 2022年11月 詳細はこちらをご覧ください。
・第3号 2022年5月 詳細はこちらをご覧ください。
・第2号 2021年10月 詳細はこちらをご覧ください。
・第1号 2021年5月 詳細はこちらをご覧ください。