理事長挨拶

令和2年 12月

 この10月より、新たな理事・監事による新役員体制となり、前期に引き続き一般社団法人日本糖尿病教育・看護学会の理事長に就任いたしました。これまで事業を滞りなく活発に進めることができましたこと、社員ならびに会員の皆さまのご協力ご支援の賜物と、感謝申し上げます。11期では、前期からの事業を引き継ぎ発展させると共に、コロナ禍に始まる新しい社会ニュー・ノーマルに対応すべく、新たな視点を持って推進していきたいと思います。

 本学会は、11の委員会が積極的にその役割を担い活動していくことで、本法人としての目的を遂行しています。今年は委員会活動においてもCOVID-19感染拡大の影響は避けられず、種々の支障が生じておりますが、それに屈せず各委員会活動におきましては社員の皆様ならびに会員の皆様に多大なるご協力をいただいて遂行しております。前期には、寄附金をもとに、糖尿病教育・看護に関するe-learningシステム構築に関する検討を重ね、最初の配信用教材を作成しました。近々ホームページ上でご案内させていただきますので、ご利用いただければ幸いです。また、本学会が策定しました2017年~2021年までの「5か年計画重点目標」が次年度で終了することから、各委員会活動の実績を評価しつつ、次の5年に向けた目標の策定につなげていきたいと思います。

 現在の会員数は賛助会員22団体を含め約2,500名で、その半数以上が糖尿病教育・看護の実践に携わっている方々です。学会発表や学会誌投稿を含め、研究活動も活発化しています。臨床家と教育・研究者がそれぞれの専門性を発揮し、協働しながら本学会の運営・活動に携わっていることが、本学会の何よりの強みになっています。

 糖尿病治療やケアに関する知識や技術は年々進歩し、その実績が着実に積み上げられているにもかかわらず、世界に目を転じてみると、糖尿病患者数は増え続けています。我が国においても、高齢化に伴う糖尿病教育・看護の対応は緒についたばかりと言えましょう。このような現状を鑑みると、これまで蓄積してきた知を国内外で共有しつつ、新たな社会的課題の解決につなげることが重要と考えます。

 今後は、関連学会や団体との連携が益々重要になると思います。会員の皆様、理事をはじめ監事の方々、事務局と一緒に、人々の健康と福祉に貢献できるよう、新たな連携を開発・推進し、本法人としての役割を遂行していく所存です。

 引き続きよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本糖尿病教育・看護学会
理事長 正木 治恵