理事長挨拶

2025年 3月吉日

 このたび一般社団法人日本糖尿病教育・看護学会第13期・第14期に引き続き第15期理事長に就任いたしました。これからも、微力ながら鋭意努力してまいります。

 令和6年能登半島地震と豪雨被害、そして令和7年岩手県大船渡市における大規模火災に心よりお見舞い申し上げます。地球規模の気候変動による災害にて緊張感が続くなか、事業を滞りなく活発に進めることができましたのは、ひとえに、重責を果たしてくださった学術集会会長、社員ならびに会員の皆様のご協力ご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。

 本学会は、会員の皆様に積極的に参画いただいて11の委員会がその役割を担い活発に活動することで事業を遂行しています。5か年計画重点目標“PRIDE”(2022年~2026年)をもって糖尿病教育・看護に取り組むなかで、会員であることにPRIDEをもっていただけるよう、よりいっそうの会員サービスの充実を目指してまいります。

 本学会は、糖尿病教育・看護の実践に役立つ情報の普及活動にも積極的に取り組んでいます。超高齢社会に向けた基盤整理として「11の高齢糖尿病患者の課題」(特別委員会)、令和6年度改定での追加・変更箇所やポイントなどを伝える「糖尿病療養支援にかかわる診療報酬一覧」(政策委員会)等の資料は、本学会ホームページよりダウンロードできます。是非、お役立てください。

 このように臨床家と教育・研究者がそれぞれの専門性を発揮し、協働しながら精力的に事業に取り組んでいます。2026年には本学会創立30周年を迎えます。これまでの事業の集大成と、さらなる発展に向けて時勢を捉えたチャレンジ精神を忘れずに、身を引き締めて事業を推進してまいります。

 引き続き、糖尿病教育・看護実践の向上・発展、糖尿病とともに生きる人々、ひいては人々の健康と福祉への貢献を目指し、役割の遂行にベストを尽くす所存です。お力添えの程、何卒宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人日本糖尿病教育・看護学会
理事長 瀬戸 奈津子